フロイン堂のパンたち。

　「フロイン堂」は、NHKの朝ドラ「風見鶏」のモデルになったお店。私は小さかったので覚えてないけど、いかにもドラマのモデルになりそうな店構え。引き戸をガラガラと開けるノスタルジー。私が行ったある日の午後は、ちょうど全てのパンが出揃ったベストタイミングだった。
　カンパーニュ1/2（右）、田舎パンの小（左）。レンガの釜で焼かれるパンは、どれも焼き色が個性的なのです。田舎パンの裏側は炭か？というくらい真っ黒。苦いんじゃないの？と思うほど黒いのだけど、そんなことは全然無くって、むしろ真っ黒な方が美味しいような気がする。プックリしたレーズンがゴロゴロ入って美味しい。
　こんなに色々な種類が買える状態って初めてで、どれも一つづつ買いたい！という気持ちになり、小さい方ばかりを選んじゃった。クルミパン小（真っ黒な方）、ブドウパン小（丸い方）。凄い焼き色でしょ、このクルミパン。ブドウパンは、田舎パンと同じくレーズンが際立って美味しい。
　最後に山食。フロイン堂と言ったら山食。予約しないと買えない時も多いらしいけど、この日は紙に包まれて、ズラリと並んでた。１本買いたいトコだけど、一人だしね。冷凍庫のスペースも考えてハーフで我慢（1/3から買えます）。トーストするとガリガリと力強い音がする山食、久々に堪能した。
※NHKの朝ドラ「風見鶏」のモデルになったのは、フロイン堂では無く「フロインドリーブ」とのご指摘がありました。お詫びとともに、訂正をさせて頂きます。フロイン堂は、フロインドリーブの元岡本支店だったのですが、戦後に店名をフロイン堂とされたそうです。その辺りの情報がゴッチャになってしまっておりました。申し訳ございません。