アンジェリック・チバのお菓子たち。

　パリのマドレーヌ寺院の近くにある千葉好男シェフの「アンジェリック・チバ」。日本初のお店が何と、京都大丸に。オープン前から楽しみで楽しみで。
　手前から、ムース・オ・ショコラ、ミルフィーユ、エクレールショコラ。
　予想通り、がっつり甘い。その辺りはとても満足。特にミルフィーユのクリームがとても美味しい。ネットリとしていて、私はこれだけボールにイッパイ食べたいくらい。ただ、やはりデパ地下の店舗なのでパイはしんなり、エクレアのシュー皮もパサつきを強く感じる。今回購入した中ではムース・オ・ショコラが、こういった環境に耐えやすいお菓子だと思った。
しかし地味なチョイスだ。春色皆無。
　マカロンポンム、レーズンサンド（両方とも名前は曖昧）。こちらは両方ともパリのお店で食べた事がある。パリまで行ってレーズンサンドを買うのもどうかと思うけど、当初はそれが日本のお菓子だという意識が無かったのです。パリンっとはじけてカリカリとしたサブレ、サクサクの上をゆく楽しい歯ごたえ。賞味期限は当日中の儚い命の美味しさ。
　マカロンの方はかなり固めに焼いてあるので、持ち運びには良いけど食べてみると繊細さに欠ける感じ（パウチの包装にもちょっとビックリ）。でも、カルバドスとシナモンがほのかに香って、煮林檎とバタークリームが何とも美味しいお菓子なのです。
　クリームピンクにゴールドが、いかにもパリらしいパッケージ。ボンボンショコラもあったので、今度はそちらも試してみよう。
　パリのサロンでは、キッシュを食べたなぁなんて、思い出す。２度目に行ったときはシェフも奥様もいらっしゃって、日本語でオーダーできるわ、質問はできるわで大喜びした良い思い出。