長崎へ（佐世保編）。

　佐世保に来たら佐世保バーガーというのが定番なのでしょうが、私はやはり甘い物を。
　日本一長いアーケードが売り物の佐世保駅すぐの商店街。トコトコと歩いて行くと「蜂の家」が見えてきます。看板には大好物のシュークリームがでーーんっとアピールしてるじゃないですか。
　これ、写真では分かりにくいんですが、スッゴイすっごい大きいんですよ！！半端じゃない大きさ。１個３５０円、飲み物とセットで５００円って値段設定おかしくないですか？中に林檎のコンポートとバナナが２切れ入ってる。いやー甘いっ！！時代を逆行する甘さ。で、横に添えられてるのが蜂蜜キャラメルソース。これ、使う必要性全然感じないんですけどぉ。まぁ、余裕で完食しましたけど（オホホっ）。
　佐世保はあまり観光する場所が無いので、シーサイドパークをお散歩。
　長崎市内を観光してるとポルトガルのリスボンに似てるな、と思った。リスボンから車とバスを乗り継いで２時間、ユーラシア大陸最西端の地「ロカ岬」がある。長崎から高速バスで１時間半走ると、日本最東端の駅「佐世保駅」がある。
　「日本最東端の駅」の碑。
　長崎旅行中、何度もポルトガルの事を思い出した。４年前に訪れたリスボン、シントラ、ロカ岬。どこか懐かしい、物価が安くて食べ物が美味しい、素敵な街だった。
　これは私がロカ岬に行った時に作った証明書。「陸尽き、海はじまる」という一文がロカ岬の碑にもこの証明書にも記されている。グネグネ道が延々と続き、バスに酔いまくった思い出。ポルトガルカリグラフィーの可愛い文字で私の名前と日付が書かれてる。
　偶然にもこの旅に持ってきた宮本輝の「ここに地終わり海始まる」上下巻は、そのロカ岬の「陸尽き、海始まる」という一文がタイトルになっている。本の中でも何度となく、ロカ岬が出てくる。で、読みながら食べるオヤツは、日本一長いアーケードの中にあった白十字パーラーで購入した、ダジャレ菓子「サ・セボー」と「南蛮ボーロ」。
　南蛮ボーロはバターがジュワっとして、凄くリッチな味。日本で馴染みのあるボーロとは随分印象が違うけど、ポルトガルで食べたお菓子に似てる。スノーボールと甘食を足して２で割った感じ。
　新幹線と特急を乗り継いで長崎まで来たし、今回はたくさん本を読めた。旅と本は私にとって切り離せないもの。