カカオサンパカ。

　ここ最近、スペインのチョコのレベルがぐっと上がってきている。オリオール・バラゲのチョコは今年のバレンタインに食べて、かなり驚いた。オリオール・バラゲはエル・ブジでデザートシェフを務めてた人なのだが、神秘的なチョコの数々にため息しながら食べた。
　同じエル・ブジ系のカカオ・サンパカも素晴らしい。驚きの組み合わせの中には「うっ、ダメだ」という組み合わせも無くはないが、あと一つあと一つとなかなかやめられない。
　ボンボンはNo.1からNo.8までそれぞれテーマがあり、テーマごとに8種類のフレーバーがある。

一番のお気に入りはNo.6のフルーツ。その中でもパイン＆ココナッツとブラックカラントが好き。柑橘系とベリー系が多いけど、しっかり酸味があるのにチョコのビター感とのバランスがしっかりしてる。ジャムやコンフィが入ってるわけじゃなく、ガナッシュに練りこんである所もいいなと思う。洋梨はちょっと弱いかなぁという感じ。

No.4は花とリキュール。ウィスキーボンボンのように中に液体が入ってるので一口で食べないと大惨事になる（なった）。見た目も可愛い。ローズやバイオレットは濃い目のストレートティーと食べると美味しい。ジャスミンティーが意外でしかも、美味しい。リクロスというのは、元々の風味を知らないので、うーん？という感じ。

No.3のスパイス。ヴァニラやシナモンは定番なので、安心の美味しさなんだけど、ターメリックとかチコリ、サフランとなるとちょっとドキドキする。ジャマイカンペッパーとジンジャー＆レモンが好き。ピリっと系に惹かれてしまうのは刺激の無い生活のせいかっ！


あと、マロン味のガナッシュをチョコで包んだのが可愛い。包み紙も路上で売ってる焼き栗風だし、形も栗。外側のチョコの薄さが丁度良く、中のマロンクリームが柔らかめで凄く美味しい。こういうのって、外側のチョコが分厚つ過ぎて前歯でかみ切れないのだけど、これは楽々。
えー、山盛りあるチョコの消費に困る事は無いんだけど、一人で8箱全部食べ切っちゃうと（ひと箱16個入り・・）腰周りの浮き輪がドンドン膨らんでいくのですよ・・。