紅ほっぺという名の苺。

　「ほっぺが落ちるほど美味しい」という事で「紅ほっぺ」と名付けられたという苺は、「あきひめ」と「さちのか」を交配させた静岡の新種の苺だそう。加工用の苺を分けて欲しいとお願いしたところ、とても正直者のJA職員さんは「加工用の苺はありますが、粒が小さいんでねぇ、ダメだと思われるかもしれません」との返答。「生では食べられないとか、そういう事ですか？」と聞くと「いえいえ、食べられますが、粒が小さいんですよ、ホントに」と。ワタシにしたら、粒が小さいのは構わない、丸ごと入れちゃえばゴロゴロ感もあるし、何しろ「紅ほっぺ」という名前が可愛いじゃないか、是非とも一度、ジャムにしてみたい。という事で、どんなものかも分からないのでとりあえず５キロ、お願いした。正直者JA職員さんは「一度見てもらって、送料もかかってしまうので、ダメだったらホントにすいません・・。」と最後まで謙虚な姿勢で、とても好感の持てる感じ。

　で、今日、その５キロが到着したのです。開けてみると、なんのなんの、とってもキレイで香りの良い苺！粒の小さいのも多いけど、大きいのもある（多分、形がいびつなので加工用になったのだと思われる）。こりゃー、良い！と早速、JAの正直者担当者さんに連絡して「とっても満足してます、追加で１０キロ！」とまだ、到着分に手をつける前から追加発注してしまう（ザ・見切り発車）。
　冷蔵便で届いた苺、とりあえず冷蔵庫に入れて、明日にでもジャムにするかーっと思ったところ・・。５キロも入る余裕の冷蔵庫は工房に無いのであった、と気づく（ザ・その場しのぎ）。という事で、今日の予定は全て明日に回し、紅ほっぺの加工に専念。工房中がいい匂いーー、素敵ー。半分はシンプルな苺ジャム、あとの半分は清見オレンジと一緒に苺＆清見オレンジジャムにした。「紅ほっぺ苺ジャム」と「紅ほっぺ＆清見オレンジジャム」の２種類は来週のカフェで販売予定です。