スペインのガレット・デ・ロワ。

　明けましておめでとうございます。ご無沙汰しておりました。今年もどうぞ宜しくお願い致します。お休み期間中もコメント、メールを頂き有難うございます。徐々に返信していきますので、しばしお待ち下さい。
　さて、鏡開きの日ではありますが、先日、エピファニー日に東京に居ました為、そこかしこでガレット・デ・ロワをみかけました。東京ではすっかり市民権を得ているガレット・デ・ロワ。京都ではあまり見かけません。
　写真はスペインのガレット・デ・ロワ。４，５年前のこの時期、マドリッドのYちゃん家で食べたもの。ブリオッシュ生地にドレンチェリーやお砂糖、クラムが散らしてある。ちなみに南仏でこの時期食べたものもパイ生地ではなく、ブリオッシュ生地のものだった。
　マドリッドのYちゃん家で食べたこのお菓子のちょっとしたエピソード。甘いモノをあまり常備せず、特に毎年食べる習慣が無いYちゃん家で、どうしても食べたいから、美味しいと言われるお店のものを購入した。で、私は知らなかったのです、コレがあのガレット・デ・ロワのスペインバージョンだという事を。この時期に食べる伝統的なお菓子、という説明だけしか聞いてなかったのですよ。
　で、早起きのワタシ、また１時間以上Yちゃん夫婦は起きてきそうになかったので、小さく一切れカットしてコッソリ台所で食べたのです。そしたら、何かビニールに包まれた異物が・・・。
　そう、フェーブだったのです。この時、初めて事態を悟ったワタシ。朝一番、「お腹が空いたから一切れ食べちゃった」とYちゃん夫婦に謝った。二人とも「いいよー」っと軽く言ったにも関わらず「で、当てちゃったの」と言ってフェーブを見せた瞬間、「アンフェアだー！」っと。
　つい数日前、Yちゃんと東京の街を歩き、お店に並ぶガレット・デ・ロワを見て、やはりこの話になったのでした。